アメリカ駐在

クルマ好き必見! 世界最大の”ヘンリーフォードミュージアム”

一度は訪れたい自動車博物館

ミシガン在住の人なら必ずと言っていいほど訪れるのが、フォード博物館。

世界で初めて自動車の大量生産方式を生み出した自動車メーカーのフォードが運営する、

世界最大の自動車博物館です。

こちらがエントランス。エントランスからまずは右側に進んでいきましょう。

入口から必見の大統領専用車!

まず、右側に進んで見えるのが大統領専用車の数々。

その中でも絶対に見逃してはいけないのが、ジョン・F・ケネディ元大統領が暗殺されたときの車両です。

1963年に、テキサス州ダラスでパレードをしていたケネディ大統領が

まさにこの車上で暗殺されたのです。

昔の車ってホントに気品があるというか、美しいですね。

自動車の歴史を語るうえで欠かせないT型フォード

自動車の大量生産の先駆けともいえる1台がこのT型フォードです。

フォードの創設者、故ヘンリー・フォードが築き上げた大量生産システムにより、

T型フォードが一気に大衆にが普及していきました。

経営・経済を専攻する大学生は、“フォードの大量生産方式”は必ず出てくるキーワードですね。

今の自動車の原点でもある、T型フォードは必ず写真に収めておきましょう!

こんな所に日本車が!?

フォード博物館は、名前を冠するフォード車のみならず、自動車史を語るうえで重要な自動車を数多く展示しています。

その中でいくつかの日本車の展示があったので、紹介したいと思います。

こちらは昔懐かしいホンダ・アコード。ピッカピカですね。

なぜ、アコードが展示されているのかを読んでみましょう。

説明を読んでみると、

英語

“For decades, most American thought small cars were cheap and should be cheap. In the 1980s, the Honda Accord challenged that attitude. It was similar in price to the Chevrolet Impala, which was three feet longer with twice the horsepower. But the Honda was well built and reliable and included extras like air conditioning, cruise control, a cassette tape player, and a rear window defroster. Sales stability increased”

日本語

“数十年にわたり、大抵のアメリカ人にとって小型車とはチープであったし、そうあるべきだと思っていた。 だが80年代に入ると、ホンダ・アコードはその風潮に異議を唱えた。3フィート全長が長くて2倍の馬力があるシボレー・インパラとアコードは同価格帯であった。だが、ホンダ車はしっかりしていて信頼性があり、エアコンやクルコン、カセットプレイヤー、リア窓デフロスターといったオプションが付帯していたのだ。売上は着実に増加していった。”

とあります。

アコードは、信頼性のある日本車という地位を築けあげた先駆け的存在として、展示されているようです。

ただ、この当時からクルコンがあったなんてびっくりです。最近の技術だとばかり思っていたので。

こちらにもホンダが!!!

こちらも読んでみましょう。

英語

“Americans had lots of automotive choices in the 1980s. Many opted for pick up trucks and the new-sport-utility vehicles. Others preferred traditional cars. But American manufactures focused on high-profit trucks and SUVs, which left much of the car market to the Japanese. In 1989, the Honda Accord hit the sweet spot of size, quality, and price. It became the first Japanese-budged car to the top the annual sales charts in the U.S.”

日本語

“1980年代のアメリカ人にとって、車の選択肢は数多くあった。ピックアップトラックやSUVを選択する人も多かった一方で、昔からの乗用車を選ぶものもいた。だが、アメリカの自動車メーカーは利益率の高いピックアップやSUVの販売に集中したことで、自動車市場の大半を日系が占めることになった。1989年には、ホンダ・アコードがサイズ、品質、価格のスイートスポットを見事に的中させた。アメリカ市場で年間販売台数トップを記録した初めての日本ブランドの車となったのだ”

このアコードですが、現在もホンダの代表車の一つとして、アメリカのセダン売上ランキングでは

トヨタ・カローラに次いで売上2位の地位にあります。(2020年度)

ホンダはバイクメーカーでありながら、確かな技術力で世界を代表する自動車メーカーに成長していきました。

NHKのプロジェクトXにもなった、ホンダ・シビックのCVCCエンジンは、世界一厳しいと言われた、アメリカのマスキー法をクリアしてしまうという快挙を遂げていますが、

こうしたホンダの革新的な取り組み姿勢が、フォード博物館展示の大きな理由になっていると思われます。

これが最後かとおもいきや、フォード博物館最後のフィナーレを飾るのがこのお方

 

初代トヨタ・プリウスです。

日本では後輩プリウス君たちが大活躍していますが、初代は絶滅したといってもいいほど見かけることがありません。

最近のプリウスはだいぶ角ばっているデザインが印象的ですが、初代はだいぶ丸みがあってずんぐりむっくりの印象ですね。

さて、このプリウスがフォード博物館に展示された所以を読んでみましょう。

英語

“In the early 21st century, the threat of global warming and the end of cheap gas worried many drivers. Among drivers’ options was buying a gasoline-electric hybrid such as the Prius. The hybrid concept was over 100 years old, but new technologies made it practical. Hybrids cost more but reduce fuel consumptions, which leads to lower emissions.”

日本語

“21世紀初頭になると、地球温暖化とガソリン低価格時代の終焉が、多くのドライバーに不安をもたらした。
ドライバーにとって、プリウスのような電気とガソリンのハイブリッド車を買うことが選択肢となった。ハイブリッド技術のコンセプト自体は100年以上前に遡るが、新しい技術はこれをより実用的なものにした。ハイブリッドはコストはかかるが、燃費の消費を抑え、排出量の削減へと導いたのだ。”

トヨタのハイブリッド技術が自動車業界に大きな変革をもたらしたことが紹介されています。

1997年には京都議定書が採択されるなど世界的に環境意識が高まる中で、トヨタのハイブリッド技術は

燃費の向上=ガス排出量の削減に貢献した車として、歴史に名を遺しています。

さて、このプリウスの次に登場するのは、EVが展示されるのでしょうか。

自動車の歴史を時代と共に振り返ることができる、フォード博物館。

ぜひ一度は訪れてみてください。

The Henry Ford Museum ヘンリー・フォード・ミュージアム

住     所:20900 Oakwood Blvd, Dearborn, MI 48124 アメリカ合衆国

開館時間:9:30 –  17:00

料     金:大人$25.00 シニア$22.50 小人18.75 (2021年2月現在)

U  R  L :https://www.thehenryford.org/